編入体験記 高専から東工大へ

高専から大学への編入についての体験を記事にしました

こんにちは。バンブ(@kosenhennyu)です。

東工大編入過去問出題範囲 化学 2012 2013 2015 2017 2018

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東工大編入試験の過去問をある程度解いたので(もちろん化学だけです・・・他の科目は絶対わからないの出てくる!!)、その出題範囲についてまとめてみます!

農工大でも過去問四年分から出題範囲の分析を行っているのでそちらもぜひ参考に!

東工大編入試験の過去問では問1、問2では無機化学、問3、問4では物理化学、問5、問6では有機化学が出題されます。

 

こうやってまとめてみると出題範囲になんとなく見えてくることがありました

 

 下にあるのが今回のまとめの元の記事です

東工大編入試験の化学の過去問や僕が解いた過去問の解答も載せているのでぜひどうぞ

 

kosenhennyu.hatenadiary.jp

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問1

2012

陽イオン及び陰イオンの無限希釈におけるモルイオン伝導率、電離度(解離度)、イオン独立移動の法則、解離定数

2013

ジカルボン酸、酸解離定数、炭素数無限、常用対数

2015

接触法、硫酸の性質・反応

2017

ネルンストの式、ダニエル電池、ファラデー定数

2018

元素の分類、両性元素、黄銅の成分、Sn²⁺の還元性、鉛化合物の色、高温の水蒸気と反応する金属、アルカリ金属と水の反応、辰砂(別名:賢者の石・・・カッコいい!)、亜鉛水酸化ナトリウムの反応、テルミット反応アルカリ金属と酸素の反応

 

問2
2012
環上の粒子のシュレディンガー方程式波動関数、規格化、光のエネルギー( E = hν )
2013
電子の軌道、Hund則、Pauliの排他原理、遮蔽定数,、第一イオン化エネルギー、第二イオン化エネルギー、電子の持つエネルギー
2015
第一イオン化エネルギー、Hundの規則、(Pauriの排他原理)、イオン半径と原子半径の比較、イオン結合性、同族元素の比較
2017
窒素化合物(二酸化窒素、一酸化窒素、窒素、アンモニア)、酸化数、銅と硝酸の反応、常磁性、気体の色、気体の匂い
2018

面心立法格子、格子定数、原子半径、充填率、半導体、金属と半導体の加熱による電流の違い

 

問3
2012
酸化還元電位過酸化水素、硫酸、過マンガン酸カリウム
2013
電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力、イオン結合、金属結合共有結合
2015
エンタルピー、ヘスの法則(化学反応の結果生じるエネルギーはその経路によらない)を利用したエンタルピー
2017
凝固点降下、二量体、水和物
2018

酸素分子の常磁性、メタンの構造、混成軌道、理想気体の状態方程式、燃焼後の圧力の変化から始めの気体の量を計算

 

問4
2012
八面体錯体、対イオン、配位数、d軌道
2013
ニトロニウムイオン(NO2+)、二酸化窒素、VSEPR理論、混成軌道、結合角、π結合
2015
wan der Waals(ファンデルワールス)の状態方程式、臨界点、理想気体の状態方程式、分子間力、排除体積
2017
化学平衡、反応速度、化学平衡と反応速度定数の関係
2018

平衡定数、反応速度定数、エンタルピー、ルシャトリエの原理

 

問5
2012
立体化学、S体、R体、比旋光度、Sn2反応、walden反転、立体構造(水、CH₃⁺、四フッ化ホウ酸、CH₃⁻)
2013
構造異性体、ジアステレオマー、エナンチオマー(鏡像異性体)、Sn2反応、芳香族化合物の混合物の分離、Diels-Alder反応
2015
ルイス構造、メソ体、混成軌道、共鳴による安定化
2017
炭酸イオンの共鳴、分子構造決定、アルケンへの水素付加、アルケンへのハロゲン付加、ラセミ体、立体化学、幾何異性体の熱力学的安定性
2018

構造異性体、配座異性体、位置異性体、熱力学的安定性、立体障害、ひずみ、逆マルコフニコフ反応、芳香族化合物臭素化、m位配向性、アルデヒドの還元

 

問6
2012
アルケンと臭素の反応、E2脱離、Newman投影図、o,p配向性、メトキシベンゼン(アニソール)のニトロ化、Wacker酸化、Pd触媒下のアルケンの水素化、逆マルコフニコフ反応、アルケンのエポキシ化及びその酸化
2013
クメン法、安息香酸の合成、オゾン分解、分子内アルドール反応、逆マルコフニコフ反応、バイヤー・ビリガー酸化
2015
共役塩基の安定性、酸の強さ、アルケンの水和、アルケンとハロゲンの反応、アルデヒドのアセタール化、芳香族化合物のスルホン化、Sn2反応(Williamsonエーテル合成)
2017
カルボニル基の還元、E2反応、Diels-Alder反応、メソ体、不斉炭素、アニリン塩基性、安息香酸の酸性度
2018

グリニャール反応、エステル合成、フリーデルクラフツアシル化反応、アセタール(保護基)、第三級アルコールの合成(グリニャール反応)、クメン法、E2脱離、Zaitev則

 

問1~4はけっこう内容が似ていますね。一応無機化学、物理化学で分類されているとは思うのですが、無機と物理の融合という問題がいくつかあります。化学平衡とか混成軌道とか、電子の入る軌道かとは何回か出ています。こうやってみるとかなり幅広い範囲で出ていますね( ^ω^)・・・
問5では化合物の構造について問われるものが多いですね。そして次の問6では有機反応についての問題が多いです(人名反応とかはだいたい問6)。

 

だいたいこんな感じでしょうか?もう少しほかの過去問を解いてみたらまた何かわかるかもしれません・・・

 

最近、ブログを書いていると楽しいです

あまり記事の数も多くなく、始めてからそんなに時間がたっていないのですが、僕のブログを読みに来てくれる人がいるというのはありがたいです

(人''▽`)

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受験生のかたもそうでないかたもこのブログをどんどん利用してやってください

 

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