編入試験解いてみた 東京都立大学理工学系都市環境学部2017 化学
今回解いた編入試験の過去問は2017年、東京都市大学理学部環境都市学科の化学です
四月も今日が最後
明日からは五月ですね、カッコつけていうと皐月ですね
ちなみに月の異名で一番読み方が好きなのは如月(きさらぎ)です
きさらぎっていう音がなんかカッコいいんですよね!
わかりますよね!!・・・
最近は外出自粛、新型コロナウイルスのせいで退屈な日々を送っているバンブです
東工大では五月からオンラインで授業が開始となるのですが、GW(ゴールデンウィーク)は完全につぶれました泣
思ってた大学生活のスタートと違う・・・
さてww
内容は高校化学よりも大学の化学がメインで出題されているような印象でした
めちゃくちゃ難しい問題ばかりというわけでもないですが、簡単だなという印象もないです。まあまあ専門的だな~という感じです(抽象的ですいませんww)
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1⃣ 無機化学
第一イオン化エネルギーとか電子親和力とか高校化学の範囲を出して油断させて、からの、第二電子親和力、有効核電荷、遮蔽効果、etc・・・いじめですね♪
キーワード:第一イオン化エネルギー、第二イオン化エネルギー、第一電子親和力(の定義の説明)、第二電子親和力、閉殻構造、有効核電荷、遮蔽効果、電気陰性度の差の絶対値と分子の極性との関係、アンモニア水溶液の電離平衡式、平衡定数と濃度の関係、弱塩基の[OH⁻]と平衡定数の関係
第一イオン化エネルギーは同周期では、右にいく(原子番号が大きくなる)にしたがってイオン化エネルギーが大きくなります。これは、陽子数が増えると、原子核が最外殻電子をより強く引きつけ、引き離すのに大きなエネルギーを必要とするためです。
同族では、下にいく(原子番号が大きくなる)にしたがってイオン化エネルギーが小さくなります。これは、電子殻が増えると、最外殻電子が原子核から離れ、引き離しやすくなるためです
今回の問題ではリチウム原子から電子を一つ取るとヘリウム原子と同じ電子配置(希ガスの電子配置)となり、安定です。そのためリチウムは電子をとるときのエネルギーが小さいという性質があります。逆にヘリウムから電子を一つとると安定な希ガスの電子配置が壊れてしまうため、大きなエネルギーを必要とします。参考サイト
参考文献
2⃣ 有機化学
化合物の構造から性質を考察したり、有機反応による生成物を書いてり、有機化学はだいたいどの大学でも同じような出し方しますね
逆マルコフニコフ則やアルケンと臭素分子の反応は有機反応の問題ではかなりメジャーなので頑張って覚
えてください
キーワード:フェノールの弱酸性の説明(共鳴によるアニオンの安定化)、アルケンの酸触媒下での水和(マルコフニコフ則)、アルケンのヒドロホウ素化(逆マルコフニコフ則)、末端アルキンのメチル化、アルケンと臭素分子の反応(ジブロモ化)、ジブロモアルカンのアルキンへの変換、アルキンの水銀触媒下での水和、ケトエノール互変異性、ハロアルカンの塩基触媒下での脱離反応(E2反応)
参考文献
3⃣ 分析化学
ははは・・・
ムズイなあ・・・
キレート滴定って今まで簡単な問題ばかりだと思ってましたが、今回のはけっこう応用力が必要で面白かったです
CaとMgの混合液のキレート滴定の問題は滴定量が多いほうはCaとMgの両方とキレート形成、滴定量が少ないほうは何らかの理由でCaかMgのどちらかのみがキレート形成したと考えると解き方の方針がたちます。そしてpHが違うことに注目できればすぐそこです♪
キレート滴定で一番よく出てくるEDTA
これって何に使われてるんだろうと思って調べたらペット用の製品とかにありました
EDTAのキレート効果を利用した抗菌製品とのことです。
へえ~滴定以外にも使い道あったんだ・・・
キーワード:キレート滴定、CaとMg混合液のキレート滴定、モル濃度計算、Mg²⁺と強塩基による沈殿形成、、重量%濃度の計算、Al³⁺のキレート滴定(酢酸鉛を用いた逆滴定)
参考文献
4⃣ 物理化学
二酸化炭素は他の化合物と比べて臨界点が常温・常圧に近いので臨界点の応用例がおおいです。
コーヒーとかの抽出でも超臨界二酸化炭素を利用してたりとかとか
超臨界二酸化炭素を使うとカフェインの除去されたコーヒー、いわゆるデカフェコーヒーができたりします
それと、最後に重要なことを一つ・・・
超臨界点って言葉の響き・・・
めっちゃかっこよくないですか!!!!
反論は認めません
キーワード:二酸化炭素の圧力温度(PT)相関図、昇華、三重点、臨界点、蒸気圧曲線の曲線の説明、定圧加熱での熱量計算、マイヤーの関係式、定圧熱容量の積分、ファンデルワールスの状態方程式と臨界温度・臨界体積・臨界圧力の関係
参考文献
今回はここまでです。ではでは~