編入試験解いてみた 農工大工学部2021化学
今回は東京農工大学工学部の2021年の化学です
東京農工大学工学部の編入試験の過去問は一般に公開されているので、ぜひ解いてみてください
今年の農工大の問題はすべて大学の範囲も含まれていて、少し難しめかもと思いました。とくに無機化学の大問2は問題数も多く、他の大問より時間がかかっていました。
大問3は計算問題がなかったので、知ってさえいれば時間もかからずに解ける問題という印象でした。
大問1 物理化学
エントロピー、エンタルピー、ギブスの自由エネルギーは編入化学で出題頻度の高い問題なので、他の大学の編入試験の勉強にもなると思います
キーワード:有機ハイドライト、標準生成ギブスエネルギー、理想気体の状態方程式、標準生成エンタルピー、標準エントロピー、アレニウスの式、アレニウスプロット、水の標準モル蒸発エントロピー
大問2 無機化学
酸・塩基は他にもルイス酸・塩基、アレーニウス酸・塩基もあるのでこの二つもまとめて覚えておくといいかもしれません。
キーワード:原子半径・イオン半径と原子番号の関係、第一イオン化エネルギーと原子番号・電子配置の関係、ブレンステッド・ローリーの酸・塩基の定義、共役酸の意味、強酸と弱塩基の混合溶液のpH、格子エンタルピー、ボルン・ハーバーサイクル、塩化ナトリウム型構造、単位格子の密度計算
大問3 有機化学
編入試験の有機化学ではよくクメン法が出てくるのでこれも編入試験対策としておすすめの問題です。
キーワード:アルケンへのハロゲン化水素の付加反応、カルボカチオンの安定性、ニトロ基の電子吸引性、カルボニル化合物、クメン法、アルデヒドとケトンの求核付加反応の反応性の違い