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範囲は大学1,2年の内容が多い印象でした
[Ⅰ] 物理化学
キーワード
- 等核二原子分子の分子軌道
- σ、π軌道
- 結合性軌道
- 反結合性軌道
- パウリの排他原理
- フントの規則
- 酸素分子の分子軌道
- オクテット則
分子軌道のなかでも酸素はその常磁性は分子軌道によって説明できるので編入試験ではよくでてきます。他にもフント則やパウリの排他律は出やすい部分なので覚えておいて損はないです
[Ⅱ] 物理化学
キーワード
- 吸光度測定(ランベルト・ベールの法則)
- 透過率 = 10 ^ (-モル吸光係数 * モル濃度 * 経路長)
- 単純立方格子の充填率
- 体心立方格子の充填率
- 第二近接イオン及び第三近接イオンの数の算出
体心立方格子や面心立方格子はよく出ますが、単純立方格子がでてくるのは珍しいと思います。その構造を覚えていないと解くのが難しいです
[ⅲ] 物理化学
キーワード
- 仕事の定義
- 熱の定義
・・・一番難しかった
[ⅳ] 物理化学
キーワード
- ボイル・シャルルの法則または理想気体の方程式
- 蒸発潜熱
フェーン現象というマクロな出来事を扱っており、物理よりな問題だなあという印象です
[ⅴ] 物理化学
キーワード
- 波動関数の直交性
直交というワードは数学の行列でもでてきますが、波動関数でも直交していると積がゼロになるという特徴があります。
[ⅵ] 物理化学
キーワード
単位は忘れがちだけど聞かれると以外と答えられないことも・・・
[ⅶ] 有機化学・物理化学
キーワード
- 酸解離定数と平衡定数
定数Kとはどんな定義であったか、それさえ覚えていればあとは考えるだけです
[ⅷ] 有機化学
キーワード
the 有機化学という感じでとにかくいろいろな反応がでてきます。[Ⅷ]の(2)はカルボン酸が求核剤として働き、臭素イオンが脱離基となります。この反応はSN2で進行するため、非プロトン性極性溶媒(アセトンなど)を用いると反応速度が上がります。
[Ⅷ]の(3)はまずアルケンと臭素分子が反応し、三員環のブロモカチオンを生じます。その後、ブロモアニオンが三員環の炭素に求核攻撃することで、三員環は開環し、臭素が二つ付いた生成物が得られます。
[Ⅷ]の(4)はアルコールがメシル化される反応です。ここでは反応の進行に伴い、塩化水素が生じるため、塩基であるピリジンを加えています。
[ⅸ] 有機化学
キーワード
- オゾン酸化
- グリニャール反応
- アルコールのブロモ化
- アルコールの酸化
- アルケンのヒドロホウ素化(逆マルコフニコフ)
合成ルートを考える問題の正解は一つではありません(例えばSwern酸化を使ってもできます)。有機化学の知識を総動員してうまくルートを考えられるとそこに楽しさがあります。
解答に訂正があります。
オゾン酸化ではO3とアルケンが反応後、Me2Sの添加あるいは酢酸溶媒中、亜鉛の添加など還元剤を加える必要があります。
アルケンのヒドロホウ素化ではBH3とアルケンの反応後、NaOH,H2O2を加える必要があります。
理学部化学科 "量子化学"の教科書
理学部化学科 "有機化学演習"の参考書