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東京農工大学の過去問は公表されていますので、ぜひ自分の勉強に活用してください。
無機化学は[1]が軌道論に関する問題、[2]が酸解離定数や溶解度積を用いた計算が主体の問題、[3]が定量分析(滴定)に関する問題でした。
キーワード
- 原子の軌道エネルギーと電気陰性度の関係
- 一酸化窒素の常磁性 分子軌道論を用いた説明
- 一酸化窒素とニトロソニウムイオンの比較 結合次数
- 結合長の比較 結合次数と電子密度
- 二酸化炭素水溶液の酸解離定数
- 溶解度積、pH、酸解離定数の関係
- 定量分析
- ヨウ素還元滴定(間接ヨウ素滴定、チオ硫酸ナトリウム滴定)
2⃣ 物理化学 physical chemistry
今回の問題はファンデルワールス方程式が中心となった問題でした。計算も出てきましたが、教科書レベルの計算であり、やったことがあれば計算過程も思い出せるような問題でした。
キーワード
編入試験における有機化学では非局在化というワードが頻出します。今回も[1]でそれが出てきました。[2]はSN1という反応機構に関する問題です。編入試験でよく出る反応機構はSN1またはSN2の反応機構が頻出です。[3]は有機化学の反応全般です。(1)は置換基のo,p配向性の他、t-butyl基の立体障害も考慮して考える必要があります。
キーワード
受験生の方々は健康に注意しながら勉強を頑張ってください
他にもこんな説明が欲しい、もっと詳しく知りたいなどありましたらコメントいただけると幸いです。
本記事は編入試験の対策として高専生を読者として想定していますが、大学院の院試などへの活用もぜひしてみてください。また、普段の化学の勉強としてやってみるのもおすすめです。
解答は間違いがないよう注意を払っていますが、個人が考えているものですので、ミスがあった場合はご容赦ください。コメントで教えていただけますと幸いです。