今回の記事は2018年、東京都立大学(首都大学東京)の理学部環境都市学科の化学の編入試験の過去問を解いてみたです
僕にとってはこの東京都立大学よりも首都大学東京のほうがなじみがあるのでなんかこそばゆいですね
今回は今まで解いたことのない大学の編入試験の過去問を解きたいと思い、東京都立大学の過去問を解こうと思いました
勉強のお供
1⃣ 有機化学
この範囲は大学の有機化学がメインでした。
化合物の構造から性質を考えたり、有機反応の生成物を考えたりといった構成は他の大学の編入試験でもよく見るものでした
参考書のおすすめはマクマリー有機化学概説です。ボルハルトショアーは今回はやらなくてもいいかなという感じです
キーワード:アルコールの沸点、ヒドロキシ基の分子間水素結合、アミドの弱塩基性と共鳴構造の関係性、ホウ素ヒドロキシ化(逆マルコフニコフ則)、アルケンの酸触媒水和、アルケンの臭素化、環状ブロモニウムイオン中間体、α-水素の可逆的脱離(ラセミ化)、ウィッティヒ反応、ケトンの還元、保護基の導入、イミンの合成(ケトンと第一級アミンの反応)
分かりやすい有機化学の入門書
2⃣ 物理化学、熱力学
熱力学の参考書でおすすめするのは基礎物理学演習Ⅰです、アトキンス物理化学やバーロー物理化学にも載っていますが、基礎物理学演習Ⅰのほうが問題数も多く、分かりやすいと個人的には思っています。
キーワード:等温可逆膨張で気体がする仕事、断熱可逆膨張で気体がする仕事、マイヤーの式、熱化学方程式、標準モル生成エンタルピーの計算
熱力学が分からなかった僕を救ってくれた本、ただし正誤表大事↓
https://www.saiensu.co.jp/book_support/978-4-7819-0623-2/seigo20190401.pdf
3⃣ 無機化学
今回の格子エネルギーを求めたりする問題は高校化学の燃焼熱を考える問題の応用です
(3)についてはイオンの結合は共有結合性とイオン結合が混ざっているということを考慮しました
キーワード:化合物の立体構造(ジクロロメタン、テトラフルオロホウ酸イオン、四フッ化硫黄、五フッ化リン)、硝酸イオンの共鳴構造、ボルン-ハーバーサイクル、格子エネルギーの計算、塩化ナトリウム型結晶構造、格子エネルギーの理論値の差
学校の授業で使ってたけど・・・改定版なかなかでない
けっこう新しい♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン
4⃣ 分析化学
内容は高校化学の範囲だけでもカバーできますが、応用問題なので少し難易度は高いかもしれません。
この問題を解けるようになると塩酸などを無限希釈してもその溶液のpHが7を超えることがない理由がわかるようになります
キーワード:塩酸のpH計算、オキソニウムイオンと電解質濃度、水のイオン積、塩基解離定数の関係
きれいな写真もたくさん!!
膨大な問題数
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今回はここまでです。(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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