いままで解いた過去問のなかにはなかったので少し面白いなと感じましたww
結晶のX線回析は物理の波動の分野とも被るのですが、僕が志望した農工大や東工大では波動はあまり出なかったのと、もともとニガテ意識があったので(ニガテというか波動の図を描くのがめんどうであまりやらなかっただけですがww)久々でした。
全体の内容では高校化学中心で一部大学の範囲も含まれるという感じです(要するにいつも通りです)
問題Ⅰ 物理化学
ここでは触媒関係の問題が多かった印象です。活性化エネルギーだったり、化学平衡だったりですね。触媒化学は無機化学、有機化学(willkinson触媒というアルケンからアルコールを合成する触媒がある)、生物化学(酵素)、物理化学といろいろな分野にまたがっているので応用範囲が広いのが特徴ですね
キーワード:水素とヨウ素の反応、結合エネルギーの計算、活性化エネルギー、触媒、圧平衡定数
類題
北海道大学2019化学問1設問3(触媒と活性化エネルギー)
農工大2017化学1⃣[3](単位格子)
東北大学2014化学問題Ⅱ問2
問題Ⅱ 無機化学
無機化学って物理とも関係が深いんだなと改めて実感する問題でした
キーワード:溶液、溶質、溶媒、飽和溶液、溶解度、単位格子、六方最密充填、立方最密充填、面心立方格子、モル濃度の計算、析出量の計算、再結晶、Braggの回析法則、X線回析法
参考文献
X線回折装置の原理と応用 | JAIMA 一般社団法人 日本分析機器工業会
問題Ⅲ 有機化学
個人的に一番面白かったのは電子レンジの問題ですね。昔調べたことがあったんですが、もう忘れてしまっていたので、いい復習になりました
分子の極性は分子の構造の対象性が重要です
光学異性体は医薬品の合成や農薬の合成などでめちゃくちゃ重要とされる分野です
キーワード:分子の極性、電子レンジの原理、アルコールの酸化(1級~3級の違い)、アルケンの水素付加、エステル合成(脱水縮合)、ハロアルカンの合成(アルコールと臭化水素の反応)、(質量%を用いた)分子式の決定、鏡像異性体(エナンチオマー)
類題
今回はここで終了です。勉強頑張ってください!