編入試験解いてみた 横浜国立大学2014基礎科目数学
今回は2014年の横浜国立大学編入試験基礎科目数学を解いてみました!!
正直、化学以外の科目はあんまり得意ではないのですが、やっぱり一度、編入試験で本気で勉強したこともあるので、忘れたくない!と思い、解いてみました
まともに数学の過去問解けたの数か月ぶりですね・・・
一応今までも何度かトライしたことはあるのですが、もう解き方が頭からすぽぽぽーん・・・
という感じで解答作成ができなくて断念という感じが何回かありました
ただ、今回はちらっと問題見た感じ、あれ?これいけんじゃね?と思いチャレンジ!
すっかりくたばっていた数学脳には覚醒してもらいましたww
もし、この解答を見てなんか計算ミスしてね?というところがあればコメントで教えて貰えるとありがたいです!(よくやらかします、他の記事でも間違いがあればコメントお願いしますm(__)m)
数学Ⅰ 線形代数
固有値と固有ベクトルを求める問題はほかの大学(農工大とか東工大とか)では必ずといっていいほどでているので、横浜国立大学でもそんな感じで重要な問題だと思います!ここは編入の受験生は絶対に落とさないでください!やり方さえ覚えればまず解ける問題です!わからなければ放置せず、先生や数学のできる友達にきいたり、参考書をしっかり読んだりしてください
キーワード:固有値と固有ベクトル、対角化行列、対角化行列を利用したn乗の行列、n→∞の極値
数学Ⅱ 解析学
ここも微分方程式ではメジャーな問題でした。微分方程式はそんなに解法のパターンが多くないので、何度もやってやり方を覚えたほうが楽ですww
キーワード:非斉次二回微分方程式の一般解、特性方程式、一階微分方程式の変数分離
編入試験の数学では王道の参考書は下のやつですね
僕自身が使っていたのは編有数学徹底研究と編入数学過去問特訓です
僕の編入数学の知識、解法、公式、パターンはほとんどこの二冊からできています
周りの編入生はほかにも下二冊の参考書をやっている人が多かったです
今回はここまでです、ありがとうございました!!
編入試験解いてみた 横浜国立大学2015基礎科目化学
今回は横浜国立大学の2015年、基礎科目の化学の編入試験の過去問を解いてみました!! ^^) _~~
専門の化学を解いた後にやるとすごいやりやすい問題でしたww専門ムズイ!
大体は高校化学で一部大学の化学の入門があるという感じでした
最近、新型コロナウイルスの影響で外出自粛になってるせいであまり外で遊べない泣
ただ、そんな新型コロナウイルスに対して、新薬・レムデシビルが最終の臨床に入ったとか!!この臨床試験をクリアできれば新型コロナウイルスに対して有効な薬がすぐそこにくるかもしれません!!!お願いだ!レムデシビル!変な副作用を起こさないでくれ!!
化学Ⅰ 無機化学
最初の電子配置以外は青チャートやセミナー化学基礎+化学でカバーできそうです
もしさらに点数を目指すならばJ.D.Lee無機化学に電子配置はあります
キーワード:電子配置、体心立方格子の原子半径と格子定数の関係、浸透圧を利用した分子量の計算、熱化学方程式、sp混成軌道、無極性分子
化学Ⅱ 有機化学
IUPAC命名法の部分は大学の有機化学ですね。他にもアセトアミドの合成、イミンの合成は大学の有機化学に含まれると思います。
ボルハルトショアーよりもマクマリー有機化学概説のほうがいいと思います。マクマリー有機化学概説のほうが分かりやすいのでww(あんまり詳しくないことが残念ポイントなんだよなあ・・・)
キーワード:構造異性体、光学異性体、構造式からIUPAC命名(3-メチルヘキサン、5-エチル-5-メチル-2-オクテン、4-エチルスチレン、trans-2,3-ジブロモ-2-ブテン)、ニトロベンゼンの合成(ベンゼンと濃硫酸、濃硝酸の反応)、アニリン塩酸塩の合成(ニトロベンゼンとスズ、塩化水素の反応)、アニリン塩酸塩の中和、塩化ジアゾベンゼンの合成(アニリンと亜硝酸、塩化水素の反応)、酢酸アンモニウムの合成(酢酸(酸)とアンモニア(塩基)による中和反応)、アセトアミドの合成、ケトンの合成(第二級アルコールの酸化)、イミンの合成(ケトンと第一級アミンの反応)
参考文献
マクマリー有機化学概説pp290
今回はここまでです。ありがとうございました!!
健康管理はしっかりと、睡眠、運動、栄養とかとか
編入試験解いてみた 横浜国立大学2016専門化学
今回は横浜国立大学の2016年の専門化学の編入試験について解いてみました!!(*^。^*)
前回の記事では横浜国立大学の2016年の共通化学の編入試験について書いたので、今回はその続きという感じですね
やはり、共通化学の内容よりも大学の範囲が多く、より専門性が高い内容となっていました。
横浜国立大学の専門化学の編入試験の過去問では無機化学・有機化学・物理化学・分析化学の四分野でした。分析化学はほかの大学だと無機化学として出ることが多いのですが、横浜国立大学では、一つの分野として出題されていました。(^0_0^)
問1 無機化学
主に電気陰性度と錯体、磁気モーメントの問題という感じでした
磁気モーメントの大きさというのは磁石の強さみたいなものです。
キーワード:NO⁺、NO、NO⁻の電子配置・結合次数、同族元素の電気陰性度の比較、結晶場分裂の大きさ(強い配位子と弱い配位子)と磁気モーメントの関係
参考文献
https://www.rs.tus.ac.jp/enomoto_lab/pastexam/IC2/IC2_2010_1.pdf
問2 有機化学
やはり専門の化学ではマクマリー有機化学概説だけだとカバーしきれないなという印象です。マクマリー有機化学概説は化学初学者にはわかりやすく、おすすめですが、大学化学の深い専門性が必要となる場合はボルハルトショアーのような参考書が必要です。
キーワード:ベンゼンが芳香族である理由(構造、反応性)、メトキシ基が電子供与基である理由、ブロモベンゼンの合成(FeBr₃を触媒としたベンゼンのブロモ化)、グリニャール反応(第3級アルコールの合成)、ベンズアミドの加水分解(酸触媒及び塩基触媒)、Williamsonエーテル合成、Sn2反応、E2反応(第三級基質と強塩基の反応)
参考文献
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jo01266a021#
https://www.researchgate.net/figure/Acid-hydrolysis-of-benzamides-in-60-wt-H2SO4_fig9_221772552
What is the base catalyzed amide hydrolysis mechanism? | Socratic
マクマリー有機化学概説pp226
問3 物理化学
分子の構造といったミクロな世界から高分子製品の機械的強度というマクロな世界まで物理化学の問題の応用性を試しているようでした。今回の範囲はバーロー物理化学の上巻だけでなく、下巻からも出題されており、かなり高い専門性でした
キーワード:分子の構造と極性、電気陰性度と極性、単原子分子の温度変化による内部エネルギーの変化、単原子分子の温度変化によるエンタルピーの変化、浸透圧の計算、クラウジウス・クラペイロンの式、高分子鎖の配向と機械的強度の関係、一次反応の式、反応定数の実験的測定法
問4 分析化学
他の大学ではあまりないこの分析化学ですが、機器分析の原理が出てきたりとしっかり専門の問題でした。
機器分析についてはマクマリー有機化学概説やバーロー物理化学のように他の分野の参考書に記載があるので、それでカバーできそうであれば、一緒に使うのもありだと思います。
個人的には学校の授業で使っていた「基礎から学ぶ有機化学のスペクトル解析」という本は院試でも化学を使う予定の人にはおすすめです。この本では今回出題されたIRや吸光度測定のほかにもNMRや質量分析についての説明があります。
キーワード:緩衝液のpH計算、緩衝液のpH変化、緩衝液の作成、機器分析、分光分析、赤外吸収分光法(IR)、振動準位、官能基測定、吸光度測定法(ランベルトベール則)
今回はここまでです。ありがとうございました
編入試験解いてみた 横浜国立大学2016化学
今回は横浜国立大学の2016年、共通化学の編入試験の過去問を解いてみた、です
今回の範囲はけっこう大学の化学も多く出題されているなあという印象でした。思ったより難易度高かったです。横浜国立大学の編入試験の過去問は2017年の過去問も解いているのですが、それも今回と同じように無機化学・有機化学が中心でした。
DHAは黒酢と一緒だとさらに頭にいい効果があると報告されています。
化学1 無機化学
内容は高校化学と大学化学が半分ずつかなという印象でした。
高校化学の知識があれば解けるものもあるけど、大学の無機化学の知識もほしいという感じです
He2の安定性の説明で使った図は分子軌道法とよばれるものです。上の軌道ほどエネルギーが高いので不安定になり、下の軌道ほど安定になります。
キーワード:Lewis構造(三酸化硫黄、テトラヌルオロホウ酸イオン、アンモニア、一酸化炭素)、He2の安定性の説明(分子軌道法)、臭化水素とヨウ化水素の酸性の比較、炭素の同素体(黒鉛(グラファイト)、ダイヤモンド、フラーレン、カーボンナノチューブ)
参考文献
化学Ⅱ 有機化学
内容はほぼ大学の有機化学という感じでした。だいたいはマクマリー有機化学概説でカバーできると思いますが、ピナコール転移やアセチレンの酸性度の説明などが抜けているのでボルハルトショアーのようにさらに詳しい参考書も必要になりそうです。化学が苦手で他の科目で点数を伸ばすつもりの人はマクマリー有機化学概説だけでも大丈夫だと思います(マクマリー有機化学概説の後半、アミンや機器分析など編入試験の範囲外となるところもあるので編入試験の範囲を確認してから問題演習をしてください)
キーワード:ヒドロホウ素化(逆マルコフニコフ則)、Diels-Alder反応、アルカリ融解法(ベンゼンスルホン酸からフェノールの合成)、ピナコール転移(1,2-ジオールからケトンの合成)、酸性度の比較(エチレン、フェニルアセチレン、メタノール、エタン、アセチレン)
参考文献
マクマリー有機化学概説pp110
今回の記事はここまでです。ありがとうございました
編入試験解いてみた 大阪大学2015工学部 化学
出題範囲 は大学範囲のみです。
しかもその内容は僕も習ったことが内容な深い専門性が問われるものでした。
これは学校の授業だけじゃカバーできないので、自主的にどんどん進めていくしかないです。
ただ、その分僕個人としては新しい知見に触れられたので達成感がありますww
さて、ここ最近の記事の更新が途絶えたわけですが、じつは、僕は編入試験で第一志望だった東京工業大学(略称は東工大)に進学し、引っ越ししました。
引っ越しの準備でいろいろやるべきことが多く、ここ最近は時間がなかったです。
今までは春休みを利用して編入試験の過去問を解いてきましたが、今後は学校やバイト、サークルなどで忙しくなるので、更新が今まで通りとはいかなくなってしまいます。
それでもたまにこうして編入試験の過去問を解いて記事を書くので読んでくれるとありがたいです。
問題1 物理化学
キーワード:ビリアル係数、ファンデルワールス係数、圧縮因子、理想気体の圧縮因子
参考文献
https://www.chem.miyazaki-u.ac.jp/~shiomori/shiohp/PCHEM1_4.pdf
問題2 無機化学
キーワード:炭素の同素体(ダイヤモンドと黒鉛)の性質について説明、窒素酸化物(一酸化二窒素、二酸化窒素、一酸化窒素)、ルシャトリエの原理、NO⁺の安定性について説明、ニッケルの錯体(配位子はCO、CN、NH3)の構造及び磁性
参考文献
問題3 生物化学
キーワード:アミノ酸、電離、アミノ酸の立体構造の判別と命名、たんぱく質の構造について説明(一次構造、二次構造、三次構造)、酵素の働きの説明(エピメラーゼ、リパーゼ)
参考文献
生体分子の化学pp64
キーワード:電気陰性度と原子番号の増加、原子半径と原子番号の増加、16族元素の水素化物の結合角、メチルカチオン(CH₃⁺)、メチルアニオン(CH₃⁻)の構造、環状分子のシス-トランス異性体の安定性(ジメチルシクロプロパン、1,3-ジメチルシクロブタン、1,2-ジメチルシクロヘキサン、1,3-ジメチルシクロヘキサン、1,4-ジメチルシクロヘキサン)、極性分子
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/22/4/22_4_272/_pdf
J.D.Lee無機化学pp245
問題5 有機化学
キーワード:Sn1反応、E2反応、オキシ水銀化-脱水銀(Marcovnikov則)、ヒドロホウ素化(逆Marcovnikov則)、四中心遷移状態、Wolff-Kishner還元、アルドール縮合、アルドール生成物の脱水:エノンの合成、Wittig反応
参考文献
File:Example of Zaitsev's Rule.png - Wikimedia Commons
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/28/2/28_2_206/_pdf
マクマリー有機化学概説pp222,291
今回はここまでです。ありがとうございました。
編入試験解いてみた 横浜国立大学2017 化学
今まで解いた編入試験の問題を眺めていると、横浜国立大学の編入試験の過去問、まだ解いてないんだなと気づいたので、今回の編入試験解いてみたでは横浜国立大学の化学にチャレンジしました(; ・`д・´)
大きく分けると無機化学と有機化学から構成されていて、無機化学は少し大学の無機化学が混ざっていましたが、有機化学は高校化学の範囲だけで対策可能でした
無機化学で大学の範囲があるとはいっても混成軌道の有名な化合物(メタン、エタン、アセチレン)なのでそんなに専門性が高い無機化学でもないです。♪~(´ε` )
化学Ⅰ 無機化学
周期表上に原子を並べると、同じ族では性質が似るのって面白いなあと感じてますww
ちなみに東工大では原子の集まり、クラスターと呼ばれる原子群の新しい周期表が作れるかも!?という研究があります。ちょー気になりましたww
キーワード:構造式(三フッ化ホウ素、ジメチルエーテル、メチルラジカル、オゾン、二酸化炭素)、同族元素の性質の違い(原始半径、第一イオン化エネルギー、電気陰性度、イオン半径)、共有結合の説明、イオン結合の説明、金属結合の説明、メタン、エタン、アセチレンの構造と混成軌道
化学Ⅱ 有機化学
僕が高校生のころ、p-フェニルアゾフェノールの無駄になが~い名前を覚えるのに苦労しましたww
なぜか変な風に覚えてしまっていたんですよね( ^ω^)・・・
キーワード:ベンゼンのニトロ化、アニリンの合成、クメンの合成、フェノールの合成(クメン法)、p-フェニルアゾフェノールの合成、ジアゾ化、カップリング
今回はここまでです。ありがとうございました。(*^。^*)
編入試験解いてみた 大阪大学2016 基礎工学部
全体的に難易度は高い問題が多かったです
この年の化学に関しては大学の化学の比重が他の大学よりも高い印象でした
その分、非化学の学科では問題が選択できるのはいいなと思います
逆に化学の学科ではこの三つ全部が範囲なので大阪大学専用の勉強計画が必要だと思います
問題1 物理化学
物理化学の内容はバーロー物理化学の下巻が参考になりそうでした
ただ、物理化学の今回の問題は数学的に解くような問題だなあという印象です
人が光を感知する仕組みという生物の分野と物理化学の分野が融合しており、面白い問題でした
今回の問題で出てきたレチナールという分子はビタミンAから合成されるので、ビタミンAが不足すると暗いところで物が見えなくなる夜盲症という病気になります。
微分方程式は物理の科目でばねの問題や空気抵抗の問題でよく見ますが、化学では珍しいですね
キーワード:反応速度定数、微分方程式、中間体の生成と反応、中間体の濃度と時間のグラフ
問題2 無機化学
キーワード:系統分離(鉄、亜鉛、鉛、カルシウム、銀、ナトリウム)、鉛イオンと塩化物イオンの反応、鉛イオンと硫化水素の反応(酸性条件)、鉛イオンとクロム酸カリウムの反応、鉄(Ⅲ)イオンとアンモニアの反応、カルシウムイオンと炭酸アンモニウムの反応、炎色反応の原理の説明、炭酸カルシウムの加熱の反応式、生石灰と水の反応の反応式
最初、白色沈殿は塩化銀かなと思ったんですが、塩化銀はクロム酸カリウム加えても黄色くならないし・・・あれ?でも硫化水素加えてできる黒色沈殿これなんだ??
っとけっこう難しいとかんじました"(-""-)"
ヒントは白色沈殿が加熱で溶けるというところですね、温水で解けるということは溶解度が高いのかなと、ここで考えるポイントがありました。溶解度が高いならろ液に残るはず!!
内容としては高校化学の範囲で解けますが、かなり知識量が求められるので、チャートとセミナー化学基礎+化学の両方などで対策がおすすめです
参考文献
硫化水素によって生じる沈殿一覧 | Chemihack:おうちで学べる化学
問題3 有機化学
有機化学の問題って他の大学にも言えることなんですが大きく分けると二つの問題のパターンがありますね
一つは分子の構造からその性質を考える問題
二つ目は化学反応の知識で生成物などを答える問題です
今回もそういう感じでした
内容は高校化学と大学の有機化学の両方ですね。大学の有機化学はマクマリーだけでも対応できそうでした
キーワード:マレイン酸・フマル酸の構造と性質、光学分割、アルケンの酸化(過マンガン酸カルシウムとの反応、酸性及び塩基性)、メソ体、ヘミアセタールの合成
今回はここまでです。ありがとうございました