この記事ではタイトルにあるように編入試験を受ける際、気を付けなければならないポイントを語っていきます。特に編入について詳しくまだ調べていない、自分の編入志望大学がいくつかあるなどの人には読んでほしいです。また、この記事は主に高専からの編入生を対象としているため、現在大学生で別大学への編入を考えている方とはまた異なるかもしれませんので、その場合は注意して下さい。また、正確性には配慮しておりますが、情報が古いものであったり、間違い等ある可能性もありますので、必ず、自分で志望校の募集要項など確認してください!また、大学については日本の全大学の調査を行ったものではありません。
大学・学部によっては二年次編入
通常、高専から他の大学に編入する場合、3年次に編入するのが一般的です。一方、大学や学部によっては3年次への編入を許可しておらず、2年次に編入することもあります。具体的な例を以下に示します。(令和2年度編入予定者のもの)
大学・学部名
- 東京大学(全学科)
- 京都大学(全学科)
- 東京工業大学 理学院(数学系、物理学系、地球惑星科学系)
- 東京工業大学 情報理工学院(数理・計算科学系)
- 東京工業大学 環境・社会理工学院(建築学系)
- 大阪大学 理学部(一部)
- 北海道大学 法学部(一部)
- 東洋大学 理工総合情報
試験範囲の確認
試験科目は各大学毎に異なります。例えば、東京工業大学では英語・数学・化学・物理を共通とし、面接は各系によって異なります。これは募集要項に記載されていると思うので確認してください。
また、試験科目が年によって変わることがあります。農工大の生命工学科は私の代(令和2年度編入学予定試験)までは化学・物理・生物の3科目のうち、2科目を選択していました。しかし、来年度の試験以降、生物の試験が廃止され、生命工学科でも化学・物理の試験が必須となりました。
TOEIC最低点の有無
僕の知ってる大学では東洋大学は編入時にTOEIC® L&R(IP:Institutional Program 除く) 450点以上を出願資格としています。
他にもこのようにTOEICの基準があるかもしれませんので注意したほうがいいです。
TOEIC提出の有無
僕が受けた東京工業大学や農工大学ではTOEICの提出はありませんでしたが、友人によると東北大学や筑波大学ではTOEICの提出があります。また、提出時期も大学によります。ただし、募集要項にTOEICの提出が記載されていない場合でも、面接で聞かれることがあります。東京工業大学の生命理工学院の推薦の面接や農工大学はTOEICの提出は求められませんでしたが、面接ではそれを聞かれます。また、それをメモしていたので、おそらく全受験生に聞いているのだと思います。東工大の一般試験の面接では聞かれませんでしたが。
入学手続きの期日
編入試験の入学手続きは大学によって時期がかなり異なるので、他の大学の合格発表に間に合わなかったり、手続きを忘れてしまったりといろいろ面倒なことが多いです。募集要項では手続きの期日も確認したほうがいいです。僕が筑波大学を受験しなかった理由もそこにあります。筑波大学は入学手続き期日が東工大の合格発表よりも前と早く、これでは意味がないと思い、志望校から外しました。(筑波大学のあるつくば市は町自体がかなり近代的、きれいな街並みでちょっと住んでみたいと思いましたww)
編入試験日の重なり
最後に重要なことですが、編入試験日は大学によって異なります。つまり、大学によっては編入試験がかぶってしまい、受験が片方しかできないなんてこともよくあります。(編入試験は夏に集中するのでたまにかぶります。)しっかりその年の募集要項で試験日を確認してください