編入試験解いてみた 東京都立大学理工学系都市環境学部2017 化学
今回解いた編入試験の過去問は2017年、東京都市大学理学部環境都市学科の化学です
四月も今日が最後
明日からは五月ですね、カッコつけていうと皐月ですね
ちなみに月の異名で一番読み方が好きなのは如月(きさらぎ)です
きさらぎっていう音がなんかカッコいいんですよね!
わかりますよね!!・・・
最近は外出自粛、新型コロナウイルスのせいで退屈な日々を送っているバンブです
東工大では五月からオンラインで授業が開始となるのですが、GW(ゴールデンウィーク)は完全につぶれました泣
思ってた大学生活のスタートと違う・・・
さてww
内容は高校化学よりも大学の化学がメインで出題されているような印象でした
めちゃくちゃ難しい問題ばかりというわけでもないですが、簡単だなという印象もないです。まあまあ専門的だな~という感じです(抽象的ですいませんww)
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1⃣ 無機化学
第一イオン化エネルギーとか電子親和力とか高校化学の範囲を出して油断させて、からの、第二電子親和力、有効核電荷、遮蔽効果、etc・・・いじめですね♪
キーワード:第一イオン化エネルギー、第二イオン化エネルギー、第一電子親和力(の定義の説明)、第二電子親和力、閉殻構造、有効核電荷、遮蔽効果、電気陰性度の差の絶対値と分子の極性との関係、アンモニア水溶液の電離平衡式、平衡定数と濃度の関係、弱塩基の[OH⁻]と平衡定数の関係
第一イオン化エネルギーは同周期では、右にいく(原子番号が大きくなる)にしたがってイオン化エネルギーが大きくなります。これは、陽子数が増えると、原子核が最外殻電子をより強く引きつけ、引き離すのに大きなエネルギーを必要とするためです。
同族では、下にいく(原子番号が大きくなる)にしたがってイオン化エネルギーが小さくなります。これは、電子殻が増えると、最外殻電子が原子核から離れ、引き離しやすくなるためです
今回の問題ではリチウム原子から電子を一つ取るとヘリウム原子と同じ電子配置(希ガスの電子配置)となり、安定です。そのためリチウムは電子をとるときのエネルギーが小さいという性質があります。逆にヘリウムから電子を一つとると安定な希ガスの電子配置が壊れてしまうため、大きなエネルギーを必要とします。参考サイト
参考文献
2⃣ 有機化学
化合物の構造から性質を考察したり、有機反応による生成物を書いてり、有機化学はだいたいどの大学でも同じような出し方しますね
逆マルコフニコフ則やアルケンと臭素分子の反応は有機反応の問題ではかなりメジャーなので頑張って覚
えてください
キーワード:フェノールの弱酸性の説明(共鳴によるアニオンの安定化)、アルケンの酸触媒下での水和(マルコフニコフ則)、アルケンのヒドロホウ素化(逆マルコフニコフ則)、末端アルキンのメチル化、アルケンと臭素分子の反応(ジブロモ化)、ジブロモアルカンのアルキンへの変換、アルキンの水銀触媒下での水和、ケトエノール互変異性、ハロアルカンの塩基触媒下での脱離反応(E2反応)
参考文献
3⃣ 分析化学
ははは・・・
ムズイなあ・・・
キレート滴定って今まで簡単な問題ばかりだと思ってましたが、今回のはけっこう応用力が必要で面白かったです
CaとMgの混合液のキレート滴定の問題は滴定量が多いほうはCaとMgの両方とキレート形成、滴定量が少ないほうは何らかの理由でCaかMgのどちらかのみがキレート形成したと考えると解き方の方針がたちます。そしてpHが違うことに注目できればすぐそこです♪
キレート滴定で一番よく出てくるEDTA
これって何に使われてるんだろうと思って調べたらペット用の製品とかにありました
EDTAのキレート効果を利用した抗菌製品とのことです。
へえ~滴定以外にも使い道あったんだ・・・
キーワード:キレート滴定、CaとMg混合液のキレート滴定、モル濃度計算、Mg²⁺と強塩基による沈殿形成、、重量%濃度の計算、Al³⁺のキレート滴定(酢酸鉛を用いた逆滴定)
参考文献
4⃣ 物理化学
二酸化炭素は他の化合物と比べて臨界点が常温・常圧に近いので臨界点の応用例がおおいです。
コーヒーとかの抽出でも超臨界二酸化炭素を利用してたりとかとか
超臨界二酸化炭素を使うとカフェインの除去されたコーヒー、いわゆるデカフェコーヒーができたりします
それと、最後に重要なことを一つ・・・
超臨界点って言葉の響き・・・
めっちゃかっこよくないですか!!!!
反論は認めません
キーワード:二酸化炭素の圧力温度(PT)相関図、昇華、三重点、臨界点、蒸気圧曲線の曲線の説明、定圧加熱での熱量計算、マイヤーの関係式、定圧熱容量の積分、ファンデルワールスの状態方程式と臨界温度・臨界体積・臨界圧力の関係
参考文献
今回はここまでです。ではでは~
編入試験解いてみた 東京都立大学理学部都市環境学部2018化学
今回の記事は2018年、東京都立大学(首都大学東京)の理学部環境都市学科の化学の編入試験の過去問を解いてみたです
僕にとってはこの東京都立大学よりも首都大学東京のほうがなじみがあるのでなんかこそばゆいですね
今回は今まで解いたことのない大学の編入試験の過去問を解きたいと思い、東京都立大学の過去問を解こうと思いました
勉強のお供
1⃣ 有機化学
この範囲は大学の有機化学がメインでした。
化合物の構造から性質を考えたり、有機反応の生成物を考えたりといった構成は他の大学の編入試験でもよく見るものでした
参考書のおすすめはマクマリー有機化学概説です。ボルハルトショアーは今回はやらなくてもいいかなという感じです
キーワード:アルコールの沸点、ヒドロキシ基の分子間水素結合、アミドの弱塩基性と共鳴構造の関係性、ホウ素ヒドロキシ化(逆マルコフニコフ則)、アルケンの酸触媒水和、アルケンの臭素化、環状ブロモニウムイオン中間体、α-水素の可逆的脱離(ラセミ化)、ウィッティヒ反応、ケトンの還元、保護基の導入、イミンの合成(ケトンと第一級アミンの反応)
分かりやすい有機化学の入門書
2⃣ 物理化学、熱力学
熱力学の参考書でおすすめするのは基礎物理学演習Ⅰです、アトキンス物理化学やバーロー物理化学にも載っていますが、基礎物理学演習Ⅰのほうが問題数も多く、分かりやすいと個人的には思っています。
キーワード:等温可逆膨張で気体がする仕事、断熱可逆膨張で気体がする仕事、マイヤーの式、熱化学方程式、標準モル生成エンタルピーの計算
熱力学が分からなかった僕を救ってくれた本、ただし正誤表大事↓
https://www.saiensu.co.jp/book_support/978-4-7819-0623-2/seigo20190401.pdf
3⃣ 無機化学
今回の格子エネルギーを求めたりする問題は高校化学の燃焼熱を考える問題の応用です
(3)についてはイオンの結合は共有結合性とイオン結合が混ざっているということを考慮しました
キーワード:化合物の立体構造(ジクロロメタン、テトラフルオロホウ酸イオン、四フッ化硫黄、五フッ化リン)、硝酸イオンの共鳴構造、ボルン-ハーバーサイクル、格子エネルギーの計算、塩化ナトリウム型結晶構造、格子エネルギーの理論値の差
学校の授業で使ってたけど・・・改定版なかなかでない
けっこう新しい♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン
4⃣ 分析化学
内容は高校化学の範囲だけでもカバーできますが、応用問題なので少し難易度は高いかもしれません。
この問題を解けるようになると塩酸などを無限希釈してもその溶液のpHが7を超えることがない理由がわかるようになります
キーワード:塩酸のpH計算、オキソニウムイオンと電解質濃度、水のイオン積、塩基解離定数の関係
きれいな写真もたくさん!!
膨大な問題数
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今回はここまでです。(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
僕の血液
編入試験解いてみた 長岡技術科学大学物質材料工学2019
今回の記事は2019年、長岡技術科学大学の物質材料工学の編入試験解いてみたです
ただ、過去問解いてから気づいたんですけども・・・
過去問の問題と解答例の両方が資料請求で手に入るんですよね・・・
まあ、せっかく解いたので記事書いてしまおう!!
今回は過去問の問題はダウンロードできるので載せていません
過去問の問題は長岡技術科学大学のHPで入手可能です
シンプルなのど
問題1A 化学基礎
全体的に高校化学の問題でした
ただ、高校化学だと有効核電荷って出なかったような気がするんですよね~ちょっとここは不安なところなので、あまり信用しすぎないでください
キーワード:Clの陽子数・質量数・原子番号、Clの基底状態の電子配置、主量子数と電子殻の最大電子数、ハロゲンの価電子数、同位体の割合の計算、電気陰性度と水素結合、ハロゲン化水素、電子親和力、有効核電荷
写真やイラスト、語呂合わせが多く、わかりやすい
チャートの問題数が少ないという弱点をカバー
問題1B 化学基礎
ここは高校化学からの出題です
酸化還元滴定の問題ですね
酸化還元滴定で過酸化水素を使う滴定の問題はほかの大学でもよく出るなあ~という印象です
キーワード:酸化還元滴定、過酸化水素の酸化・還元、滴定による濃度計算
問題2 物理化学
この問題では硫黄酸化物(SOx)がメインの問題です
物理化学の問題ですが、無機化学っぽさもありました
ちなみに酸性雨というのはpH5.6以下の雨のことを言います(空気中の二酸化炭素が解けることでもpHは下がるので、それを考慮した値です)
キーワード:SOx(ソックス)、三酸化硫黄の構造式、一酸化硫黄の構造式、亜硫酸の解離、酸解離定数をイオンを用いた表現、亜硫酸の電離度の計算、酸化カルシウムによる脱硫
問題3 無機化学
今回、NaClが限界半径比をとるとは書かれていなかったのですが、それ以外の解法が浮かばなかったので限界半径比をとる場合のイオン半径を考えました
キーワード:単位格子、NaClの結晶(配位数、イオンの位置)、格子エンタルピーの式、単位格子の密度計算、ミラー指数
参考文献
問題4 有機化学
今回は香料の化学ですね、香りの元となる物質です
ベンズアルデヒドはアーモンドのような香り、(E)-3-フェニルプロペナールはシナモンの香りだそうです
今回、問題文中にある共役とは二重結合、単結合、二重結合のように交互になる部分を言います
キーワード:構造式から化合物の命名(ベンズアルデヒド(ベンゼンカルバルデヒド)、3-フェニルプロパナール)、アルドール反応、逆合成、¹HNMR(化学的に異なる環境のプロトンのの数、官能基のプロトンの化学シフト(ホルミル基、フェニル基))
参考文献
基礎から学ぶ有機化合物のスペクトル解析pp87,91
わっかりやすい有機化学の本
機器分析の入門におすすめ、わかりやすい
今回はここまでですsee you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪
(´~`)モグモグ
編入試験解いてみた 大阪大学工学部2014化学
(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)
今回は2014年、大阪大学工学部編入試験、化学を解いてみたです
大阪大学工学部の編入試験の化学は問題1~5まであるのでけっこう問題数が多かったです。
内容は高校化学と大学化学の両方から構成されていました
どちらかというと大学化学のほうがほんの少しだけ多いかな?
大阪大学の過去問解いてたら大阪に行きたくなっちゃいましたww
たこ焼き、お好み焼き、串カツ・・・。。。φ"( ̄¬ ̄*)タコヤキクルクル
あ、あとUSJとかもいいですね~(食べ物だけじゃないよ←重要!!)
シンプルイズベスト
天気が予想できる置物、控えめに言ってカッコいい
問題1 無機化学
内容はほぼ大学の無機化学だと思います
軌道とか量子数、軌道エネルギーなどですね
無機化学の最初のほうに学ぶやつです
キーワード:軌道、量子数(主量子数、方位量子数、磁気量子数、スピン量子数)、パウリの排他律、フント則、酸素の電子配置、ホウ素の電子配置、分子軌道エネルギー準位、ベリリウムの分子とエネルギー準位
参考文献
ちょっと古い・・・まあ、内容はけっこうしっかりしてる
割と新しい・・・内容もけっこういいかも?
問題2 分析化学、無機化学
ここは問題1とは違って高校化学がメインでした
酸化数や反応熱についての問題です
チャートやセミナー化学基礎+化学で基礎力を付け、余裕がある人は図解とフローチャートによる定量分析でさらに深く学ぶというのもありだと思います
キーワード:酸化数、不均化反応、酸化還元反応、チオ硫酸ナトリウム滴定、熱化学方程式
参考文献
高校化学の王道
問題数めっちゃ豊富
実験操作だけでなく原理も載ってて以外とおすすめな本
問題3 有機化学
内容は問題2と同じように高校化学と大学の有機化学という感じです
マレイン酸やフマル酸の沸点の違いは農工大の編入試験の面接でも聞かれたので懐かしいですね
これは青チャートやセミナー化学基礎+化学をやってマクマリー有機化学概説をやるという勉強法がおすすめです
大学の有機化学部分はボルハルトショアーほど深い専門性はいらないです。
キーワード:試料の燃焼による生成物から分子式を考察、幾何異性体(シス・トランス異性体)、マレイン酸とフマル酸の融点の比較、マレイン酸とフマル酸の第一電離定数の比較
めっちゃわかりやすい有機化学の本
問題4 高分子化学、有機化学
クメン法やフェノール樹脂については高校化学の範囲ですがその後の炭素繊維などは大学の高分子化学ですね
高分子化学入門という参考書であれば今回の範囲はカバーできると思います
キーワード:フェノールの合成(クメン法)、フェノール樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、酸性度の置換基効果、構造式(メタクリル酸メチル、アクリロニトリル)
参考文献
高分子化学入門pp94,80
詳しすぎるくらい高分子のことが載ってる
問題5 無機化学、化学工学
いやー、僕の知っているオストワルト法はNO2からH2Oと反応させるものだったので一瞬ドキッとしましたww
大学の無機化学でNO2を加圧あるとN2O4となることが学べるのでここは高校化学だけだと厳しいですね、内容は大学化学よりでした
最初は無機化学の分野かなと思ったんですが、共沸とかでてきてから「あっ、これ化学工学か」となりました
キーワード:ハーバーボッシュ法(アンモニアの合成)、オストワルト法(硝酸の合成)、98%濃硝酸の合成、共沸混合物
参考文献
ベーシック化学工学pp65
化学工学が試験範囲ならかなりおすすめ、初学者にもいいと思う!
今回はここまでです。マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!
ヽ(*´▽`)◆ゞ Tea-Time♪
横浜国立大学編入試験過去問出題範囲 2017~2014,2012,2011
(^-^*)/コンチャ!
今回の記事はこれまでに解いてきた横浜国立大学編入試験の基礎科目化学の過去問についてのまとめです。
横浜国立大学の他にも東京工業大学や東京農工大学、東北大学についてのまとめ記事を書いたりしているのでそちらも参考になると思いますぅ
今回のまとめの範囲は2017~2014、2012、2011年の基礎科目の化学です。(2013の過去問は持っていなかったので今回は飛ばします)
横浜国立大学の編入試験、基礎科目化学は問題1及び問題2で構成されており、問題1は無機化学や物理化学がメイン、問題2は有機化学がメインという感じでした
問題1は出題範囲がかなりばらけている印象です
内容的には高校化学がちょっとだけ多くて大学の化学もあるみたいな感じですかね
下のキーワードを眺めていると電子式のように無機物の構造を書く問題が一番多い気がします
おすすめ参考書はチャート化学、セミナー化学、J.D.Lee無機化学という感じです
この三冊さえ極めれば問題1は完答も狙えると思います
参考書で勉強するときの勉強法は10冊、20冊といろいろな本に手を出すよりも、まずは1冊を仕上げることです。参考書コレクターになって参考書の中身はこれっぽちも覚えてないとかは受験失敗します。
問題1
2011
窒素原子の構造、孤立電子対、アンモニアの電子式、窒素分子の結合、アンモニア合成の化学平衡(ルシャトリエの原理)、一酸化窒素の色、二酸化窒素の色、硝酸の合成(オストワルト法)
2012
希塩酸の調整、両性金属酸化物の反応(酸化アルミニウムと塩酸・水酸化ナトリウムの反応)、塩化銀とアンモニアの反応、硝酸銀の電気分解
2014
水素原子の量子化の説明、ルイス酸・塩基の定義の説明、イオン性結合と非イオン性結合の電気陰性度を用いた判別
2015
電子配置、体心立方格子の原子半径と格子定数の関係、浸透圧を利用した分子量の計算、熱化学方程式、sp混成軌道、無極性分子
2016
Lewis構造(三酸化硫黄、テトラヌルオロホウ酸イオン、アンモニア、一酸化炭素)、He2の安定性の説明(分子軌道法)、臭化水素とヨウ化水素の酸性の比較、炭素の同素体(黒鉛(グラファイト)、ダイヤモンド、フラーレン、カーボンナノチューブ)
2017
構造式(三フッ化ホウ素、ジメチルエーテル、メチルラジカル、オゾン、二酸化炭素)、同族元素の性質の違い(原始半径、第一イオン化エネルギー、電気陰性度、イオン半径)、共有結合の説明、イオン結合の説明、金属結合の説明、メタン、エタン、アセチレンの構造と混成軌道
問題2は有機化学がメインですが2012年のように生物が出る年もありました。
問題2では問題1よりも大学範囲の比重が大きいですね
2017年以外は毎年のように大学の有機化学から出題があります。ただし、2017年は選択問題があるのですが、その選択肢の中にマイケル、クライゼンのように大学の有機化学で出てくるようなワードがあります。
まあ、要するにマクマリー有機化学概説やボルハルトショアーの上巻がおすすめです。
問題2
2011
光学異性体、フィッシャー投影式、三点受容体説、マルコフニコフ則、エポキシドの合成(過酸とアルケンの反応)、エポキシドのハロゲン化
2012
RNA・DNAの構成成分(核酸塩基、糖、リン酸)、ヌクレオチド、mRNA(メッセンジャーRNA)、tRNA(トランスファーRNA)、rRNA(リボソームRNA)、アデニン含有率とDNA二本鎖解離温度の関係について説明
2014
(フェニルリチウムとDMFを用いた)ベンゼンのホルミル化、エナミンのアルキル化、ウィッティヒ反応
2015
構造異性体、光学異性体、構造式からIUPAC命名(3-メチルヘキサン、5-エチル-5-メチル-2-オクテン、4-エチルスチレン、trans-2,3-ジブロモ-2-ブテン)、ニトロベンゼンの合成(ベンゼンと濃硫酸、濃硝酸の反応)、アニリン塩酸塩の合成(ニトロベンゼンとスズ、塩化水素の反応)、アニリン塩酸塩の中和、塩化ジアゾベンゼンの合成(アニリンと亜硝酸、塩化水素の反応)、酢酸アンモニウムの合成(酢酸(酸)とアンモニア(塩基)による中和反応)、アセトアミドの合成、ケトンの合成(第二級アルコールの酸化)、イミンの合成(ケトンと第一級アミンの反応)
2016
ヒドロホウ素化(逆マルコフニコフ則)、Diels-Alder反応、アルカリ融解法(ベンゼンスルホン酸からフェノールの合成)、ピナコール転移(1,2-ジオールからケトンの合成)、酸性度の比較(エチレン、フェニルアセチレン、メタノール、エタン、アセチレン)
2017
ベンゼンのニトロ化、アニリンの合成、クメンの合成、フェノールの合成(クメン法)、p-フェニルアゾフェノールの合成、ジアゾ化、カップリング
それでは今回はここまでです。ばいばい(⌒ー⌒)ノ~~~
編入試験解いてみた 大阪大学基礎工学部2015化学
こんにちは!
今回は2015年、大阪大学基礎工学部の編入試験・化学を解いてみたです
けっこうおもしろい問題多かったなあ
特に問題1では物理化学を使って生物の仕組みを考えるような問題で化学・物理・生物すべてを使っており、感動です
過去問の出題範囲は大学化学の範囲のみですね、高校化学の要素ゼロです
けっこう難易度は高いほうだと思います
最近のマイブームのGABAガム
問題1 物理化学+生物
イオンチャネルや酵素といった生物のなかで起こっていることを物理・化学を使って説明させるかなりの良問だと思います。解いてて面白かったww
内容は電気化学でおなじみネルンストの式と酵素反応でおなじみミカエリスメンテンの式を中心としていました。
キーワード:イオンチャネル(イオンチャンネル)、移動したイオン数の計算、ネルンストの式、濃淡電池、輸率、ミカエリスメンテンの式(酵素反応の動力学)、ミカエリス定数
問題2 分析化学
今回、問題の出題範囲を無機化学と書こうか迷ったのですが、分析のことしか触れていないので、分析化学のほうが分かりやすいだろうと思いました
内容はキレート滴定と呼ばれるもので、金属に配位する置換基を複数もった多座配位子を使った滴定です
今回は(4)は自信がなかったので飛ばします。ごめんなさい
分析化学はバーロー物理化学の上巻でも一応載ってはいるのですが、ちょっと内容が薄いかもな~と思い、参考文献は「分析化学の基礎」にしました
キーワード:水酸化ナトリウム水溶液の標定(シュウ酸を用いた中和滴定)、キレート滴定、キレート効果、多座配位子
問題3 有機化学
今回はそこまで詳しい説明は求められていなかったので、参考文献はボルハルトショアーよりもマクマリー有機化学概説のほうがいいと思いました
内容は特にこれ!!という感じよりも広く浅くという感じでした
今回、(6)では酵素を使うと書きましたが、酒石酸のように再結晶で光学分割したり、キラルな触媒を使う、クロマトグラフィーで分離する方法もあります。
キーワード:中間体の共鳴安定化、ウィリアムソンエーテル合成(Sn2反応)、グリニャール反応、ラセミ体、S体・R体の区別、光学分割の方法
参考文献
今回はここで終わりです。ぜひ勉強等の参考にしてください!
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編入試験解いてみた 横浜国立大学2011基礎科目化学
今回の記事は横浜国立大学2011の基礎科目化学の編入試験の過去問解いてみたです!!
。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。
2011年の横浜国立大学の編入試験の化学は高校化学と大学化学が混ざったような難易度ですね。無機化学の範囲は高校化学のみ、有機化学は大学の有機化学の基礎が範囲でした。
横浜国立大学はだいたいこんな感じの難易度なんでめっちゃむずいってことは少ないです
なぜか2014年の有機化学はめちゃくちゃ難しかったです。なんなら無機化学もだいぶ難化してた・・・。゚( ゚இ‸இ゚+)゚。
2014年の横浜国立大学の編入試験を受けた受験生は絶対戸惑ったと思います。その年くらいですからね、今まで僕が解いた横浜国立大学の編入試験で明らかに難化したの
(´・ω・`)
なので基本的には横浜国立大学の編入試験を受験予定のひとは高校化学をしっかりやって、プラス有機化学とかで大学範囲をかじるみたいな勉強法がいいんじゃないでしょうか(`・ω・´)/
そろそろちょっと古いなあという年のものになってきたので横浜国立大学の編入試験の解いてみたはそろそろやめようかなと思っています
今後は別の大学だったり、横浜国立大学の数学をやったりする予定です
といってもまだ何やるかは決めてないんですけど(その時の気分ですね)
化学Ⅰ 無機化学
今回、無機化学は高校の範囲のみという感じですね
窒素が主役の問題ですね
窒素の酸化物ってNOx(ノックス)って呼ばれたりするんですけど、これは酸性雨の原因になったりするのであんまり出しちゃうとよくないんですよねえ
ちなみに雨はpHが5.6よりも小さいと酸性雨って呼ばれるようになります。空気中にもある二酸化炭素とかでもともと自然の雨のpHは7よりも小さくなるのでそれを考慮した値です
キーワード:窒素原子の構造、孤立電子対、アンモニアの電子式、窒素分子の結合、アンモニア合成の化学平衡(ルシャトリエの原理)、一酸化窒素の色、二酸化窒素の色、硝酸の合成(オストワルト法)
参考文献
化学Ⅱ 有機化学
三点受容体説なんて僕、初めて聞きましたww
一応したの参考文献のところに三点受容体説について説明してくれてるサイト(けっこう分かりやすかったです!ありがたいww)のURL貼ってます
1-1(2)ではメソ体があるのでその分、光学異性体の数は少なくなります。ここが注意ポイントですね
今回のように大学の有機化学の基礎が範囲の場合、マクマリー有機化学概説が適していると思います。他の専門書に比べてわっかりやっすいんですよね
キーワード:光学異性体、フィッシャー投影式、三点受容体説、マルコフニコフ則、エポキシドの合成(過酸とアルケンの反応)、エポキシドのハロゲン化
参考文献
それじゃあ今回の記事はここまでです!
例のウイルスのせいで外出自粛の今だからこそ家で勉強してしまいましょう!
そのほうが時間を生産的に使えます!!